本 「天涯の船」 上下

玉岡かおる著。

読み終わったのは、実は2ヶ月前くらい。

捨て色」面白かったー、とMWさんに返したら、玉岡かおる、大好きー、と言って、次から次へと出してきたうちの1冊(上下巻)。

一人の女性の一生を描いた、一大、一代、物語。(“一”ばっかや)
読んでみると、2冊ではおさまりきらないんじゃないかと思うくらい、盛りだくさん。

これは、大河ドラマか、朝のドラマ小説、で一年間、じっくり描いてくれないと、重すぎる。

重すぎて、感想がでなかったの。
だから、読み終わって、余韻に浸っているうちに…。

忘れてしまった…。

いくつかふせんを貼ったので、そこを書き出してみる。


カワウソに似た大ボラふきの、桜賀光次郎。
この小説の主人公であるミサオの人生の節目節目に現れる桜賀。
「西洋やアメリカは、日本が逆立ちしても追いつけん、えらか文明の国じゃ。じゃっどん、志あれば追いつけんちゅうことば絶対になかとよ」
彼は、大きなことを言っては、それを成し遂げる、その繰り返しで、頂点を極め、苦渋もなめる。
魅力的、だけど、そばにいて、安心できる人ではない。

「好きなことをしたいねんやったら、させてくれる殿方をつかまえる他にはあらへんのよ。」
女性が社会進出するなんて考えられない時代、表舞台に立つことのできない少女のセリフ。

「最初に会った時から、まるでマーガレットのように可憐な中に凛とした芯の強さを感じさせる女性だ」
ミサオの進む人生を、結果的に決めることになったマックスのミサオ像。

「馬鹿ね、ミサオ。女には年は関係ないのよ。いくつになっても女は女。みずから扉を下ろす必要なんかどこにもないのよ」
この言葉を胸に、生きていこう!


一人の女性の人生を上下巻2冊に凝縮の重さったら、ない。


新潮文庫。


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