本 「家族 ’08」

北朝鮮による拉致被害者家族連絡会、著。

世の中にはたくさん悲しいことや、理不尽なことがあって、その人たち全員の幸せを祈ることはできないけれど、わたしは、何かのお祈りをする時、自分と自分家族の幸せを祈るとともに、もうひとつ祈っている。

横田めぐみさんを返してあげて。
横田滋さんと早紀江さんのところに、家族のところに返してあげて。

だって、こんな酷い話ってある?

ある日突然娘がいなくなっちゃうの。
理由もなく。
犯罪に巻き込まれたのかもわからない。

忽然と消えちゃう、その親の悲しさって、親じゃないわたしだってわかる。

ニュースで垣間見るだけでも、胸がつぶれるくらい悲しいのに。
なんで本読もうと思った?

この本には、北朝鮮拉致被害という共通の家族が何組も出てくる。
家族の一人が急にいなくなった、は共通するけれど、家族の悲しみは、同じではない。

決して、ドラマチックに書いてるわけではない。
悲しみを煽るような、お涙ちょうだい的なストーリーではない。
ただ、事実が、取り残された家族の、状況が、書かれている、淡々と。
でも、どの行間にも、苦しみや悲しみが溢れていて。

号泣。
こんな酷い話ってあるんだろうか。
あるんだ。
その事実を認識するだけ、なんだけれど、なんだか大切な気がして、じっくり時間をかけて読みました。

めぐみさんを返してあげて。

この祈りは続く。
でも、めぐみさんだけを、じゃない。
みんな、返してあげて。
家族が健在のあいだに。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

横田夫妻が、TVに出ている。
静かな怒りを、めぐみさんが帰ってくるまで失わない怒りを、伝えている。

そしたら、チチが、我がチチが。

俺が、同じような立場になったら、こんなに怒りや悲しみを継続できないなぁ。

って言った!
愛する娘の前で。

我がチチ、ひでぇ…。


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