映画 「重力ピエロ」 …ほとんど岡田将生評

映画館ではなく、BSでの放送。
めずらしくビデオ、違った、ハードディスク(時代は変わった)に録画して。

ここしばらく伊坂幸太郎づいているので。
「重力ピエロ」も比較的最近読んだので。(本「重力ピエロ」。“最近”て、6月かぁ…。Time fly。 )

録画して、じっくり、腰を据えて観た。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

春。
イケメン、って言い方は、軽すぎるけれど、待ち行く人がみんな振り返るほどの、美しい顔立ちの男の子、春。

それが、岡田将生かぁ。
イケメングループの一人であることは、認めます、ハイ。

でも、わたしの中での岡田将生は、「悪人」での、現代っ子的な、本当に悪い子だったので、それ以来受け付けない。(映画「悪人」

なのに、NHKの大河「平清盛」での、岡田将生の凛々しさにちょびと参った。
「悪人」を忘れて、ちょい好きになった。

でも、思い出せ、「悪人」。
今、思い出しても、あの映画は苦しい、涙が出る。
なので、「悪人」の中でも、悪い子だった岡田将生は好きになれない…。

「平清盛」ではわからなかったけれど(たぶん、出さなかったんだろう、けど)、「重力ピエロ」で、すぐに気づいたのは…。

あ、左利きなんだ。
きゅぅ。
わたし、左利きに弱い。

あぁ…。
でも、原作を覚えているわたしは春がどうなっていくか、知っている。

春が、岡田くんが、時々見せる凶暴さ。

「オレの父親は、ガンと戦っているあの人だけだよ!」
血のつながりのある父親に向かって吐くセリフ。
その時の冷たさ、残酷さ。

そう言うのは当たり前なんだけれど、そこに至るまでのことを考えると、そのセリフを否定はしないのだけれど、そう叫んだ時の、彼の凶暴さを宿る瞳に背筋が凍る。

そして、振り上げる、振り下ろすバッド。

あぁ、ガンと戦っている父親がいるのであれば、そこに強い繋がりを感じているのであれば、犯罪は犯すべきじゃない。
血の繋がる人であろうと、他人であろうと、その背景に何があろうと。

狂気、焦燥、無力な兄。
家族を悲しませること。


ほとんど原作に忠実。
ラスト、なんだか、ふわぁ、と終わる。

それでいい、と。
本を読んだ時にも、映画を観終わった時にも思う。


岡田将生、うまい俳優なんだね。
「悪人」にしても、「平清盛」にしても、「重力ピエロ」にしても、それぞれをちゃんと演じている。
好きになっちゃうー。

ひっ、24歳だって。
うぐぐぐぅ。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

最後の方のシーン。

小さい泉水と春、お父さんとお母さんがサーカスを観に行っている。
(考えてみると、小説のタイトル「重力ピエロ」なんだから、サーカス、ピエロがどこかで出てきて当然。)

お父さん役の小日向文世と、お母さん役の鈴木京香の会話。
(小説でもこの会話、あったのかなぁ…。映画では、すごく印象的だった)

「楽しそうに生きていれば、地球の重量に勝つんだよ」
「わたしたち、そのうち宙に浮くかもね」

うん。
わたしも、楽しく生きて、宙に浮いていたい。




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