さようなら、ありがとう、としまえん

ニュースを、テレビ番組自体を見なくなってきたので、世の中の動きに鈍感になる。

23区の飲食の閉店時間22時の要請が9月15日と延長になったことは仕事柄知るし。
沖縄に台風が来ているのはJALのメールで知るし。
としまえんの閉園が話題になっているのはCEKちゃんからのメールで知る。

CEKちゃんか泣きのスタンプで寄こすから、そんなに泣ける? と訊いたら。
わりと思い出深いから、と。
わたしたちが知り合ったバイト仲間とも行ったよね、と。

行った。
誰と誰が付き合う、ってわけでもなく、男女グループで。
その時の写真、あるよね。
わたし、その時ARIくんが好きで、ARIくんはCEKちゃんが好きだったんだっけ?

CEKちゃんは覚えてないみたいなんだけど。
おじちゃん好きのCEKちゃんは同年代のオトコノコなんか興味なかったのかもね。

わたしは…中学? 高校? の友達と、絶叫マシーンに死ぬほど乗って、帰りの電車すらも回ってるんじゃないかと思うくらい、目を回した記憶がある。
人生の中であんなにぐるぐる回る経験はないんじゃないか、ってのを覚えている。

最古、と言われるメリーゴーランドは誰と乗ったんだっけ? ねぇ?

確かに。
思い出がある。
そのとしまえんが閉園。
ふぅん、くらいにしか思ってなかったけれど、泣きはしないものの、なにかなくなるのは、悲しい、寂しい。

と、いうことでお別れに行くことにした。
歩いたら1時間くらい。

さくさくさくさく。
それなりの通りで行くはずが、住宅地に迷い込んでしまった。
しかもそこそこの高級住宅街。
杉並め、練馬め。

Google Mapに頼って修正しつつ、到着。
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「THANK YOU FOR 94YEARS, THANK YOU FOR EVERYTHING」のフラッグ。
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駅ガラン。

駅目の前の入り口は閉まっている。
そう。
閉園したから。
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「2020年8月31日をもちまして94年の歴史に幕を閉じました」
コロナでなければ連日満員のニュースだったかもしれない。
それが、予約制でノー密で幕を閉じた、というのはとしまえんとしては無念だったね。
「美しい思い出のひとになれたことを誇りに思います。としまえんでうまれた笑顔が、未来を輝かせますように」。
未来を輝かせますように、ほんとだ。
未来が輝きますように。
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何かが終わるのは、心が痛むけれど、それは何かの始まりでもあるはず。
としまえんはわたしの、みんなの思い出の中で生き続け。
新しい何かは、わたしも含めて、次の誰かの、新しい思い出になるはず。
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改めて、ありがとう、としまえん。

名残惜しむのはわたしだけでなく、ちらほらと現れる人々。
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閉ざされた門から、名残惜しそうに園内を眺めつつ、写真を撮って、立ち去る。

わたしも、タッチ&ゴー形式で帰路。
帰りは住宅街に迷い込むことなく。

途中で、ね。
この郷愁? を噛みしめたくて、どこかで一杯…と思った。

昔からその街にあるような中華屋さんや。
ちょっとこぎれいでおつまみコースがあるお寿司屋さんで。
足を止めたんだけれど、勇気がないわたし。
チキンめ、わたし。

結局、ピーコックでちょっとだけカロリー買って、お部屋飲み。

帰り道のひまわり。
20200901_204306.jpg
今年は、ひまわりの写真撮らなかったなぁ。
コロナのせい?
酷暑のせい?

イロイロ思った2時間強のお散歩でした。

夏は終わる。

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