本 「ぼんち」 (勝手にキャスティング付き)

山崎豊子著。

あ、「沈まぬ太陽」の後半版、読んでないなあ…。
と、思いつつ。

あの重みのある「沈まぬ太陽」とは打って変わって、大阪商人、旧家のぼんぼんの話かぁ。
時代を勝手に、明治~大正、と思って読み進めていたところ、電話で芸子を呼んだり、タクシー乗ったり…。
ところどころに、現代的なツールが…。

小説の途中で、時代は大正だとわかった。
大正にも、電話やタクシーあったんだね。

大正は経済的にも、日本国にとっては、良き時代だったのかな。
古い風習を愛しみ、加えて新しいものを取り入れていく、バランスの取れている時代?

昭和に代わり、戦争があり、その不況を味わいながらも、文体は冷静。
ぼんち(=ぼんぼん、なんだけれど大阪のその土地では、誇りを持って、「ぼんち」と呼んで、「ぼんぼん」ではない意らしい)の喜久治も、家を守るためなら何をも厭わない祖母と母に逆らいはしないものの、かと言って従順でもない。
家と家との縁で嫁に来た弘子が、祖母・母に追い出されたあとは、次から次へと違うタイプの女性を囲う。

その相手は遊びの女ではなく、家を買って、あるいは借りて、お手当てを毎月渡し、欲しいものを言われれば買ってやる、現代の女遊びとは違う。

喜久治がお座敷遊びを始めたころから近くで世話をしていた幾子。
根っから芸者、今で言うとビジネスウーマンでもある、お金への執着は生半可ではないぽん太。
カフェ勤めで愛想がなく、馬だけに興味を強く持っているモダンな比沙子。
達観したような生き方、落ち着きのあるお酒さえあればと言う福子。
まだ子供で「芸子読本(芸子学校の教科書みたいなの)」を守る小りん。

いろんなタイプの女性の中で、わたしはどのタイプなんだろう、と思う。

かわいらしい小りんだったらいいな、と思うけれど、もうその初々しさにはどうにも戻れないし。
お金の計算についてはからきしなので、ぽん太にはなれない。
比沙子ほどクールではないし。
お酒好きのところでは福子だけれど、人生達観できないわたし。
地味な幾子は無理。

イケメンで、クールで、お金があって、女性扱いが上手、で、いけ好かない。
そういう人には、わたし、好かれないんだな、と、一大ドラマを読み進めながら、別の次元でそんなことも考えてしまう。

面白い話でした。

<ざっくり勝手にキャスティング>

喜久治;いけ好かなさで言うと今、向井理でしょう。
比沙子:水原希子、か、好みじゃないけれど菊池凜子。でもこのラインナップ、「ノルウェイの森」からになっちゃう
福子:年齢無視して、絶対松坂慶子。でも、ちょっとお年過ぎる(ヒドイ…)ので、井川遥。
小りん:おきゃんな感じは、ももクロから百田夏菜子でも…。


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