本 「まほろ駅前多田便利軒」

三浦しをん著。

テンションは決して高くない。
多田自身は、己を、つまらない人生を送っているオトコ、くらいにしか思っていない。

腹を抱えて笑うこともないし、仕事のあとにグチって翌日の鋭気を養うような友達もいない。

便利屋、としてひとりで地道に仕事をし、変わらない日々過ごすオトコ。
過去にちょっといろいろあるみたいだけど、ね。
生きていれば、いろいろあるっしょ?

いろいろあるっしょ?

と、多田の心、知ったこっちゃない、と現れた高校の同級生だった行天。
当時から変わっていた、ヘンジン行天。
高校3年間声を発しないオトコ、唯一、工芸の時間に怪我をした時に「痛い」と発しただけ。

その行天が、多田のところに突然現れ、一人でずっと喋ってる。
ヘンジンの部分は加速をつけて。

行天に振り回される多田の日々。
振り回していることも、知ったことない、という風の行天。

どちらのダンシが魅力的かな。

一般的にはまともな多田。
一般的に全然まともじゃない行天。

多田は内なるものを秘めつつ、うつうつと過ごす。
行天は破滅的、破壊的、自分をも、他人をも。

行天を、選ぶな、わたし。
幸せになれないなー。


小説としては、すごく面白かった!

文春文庫。


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文藝春秋
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