本 「鮨屋の人間力」

中澤圭二著。

東京に数ある有名なお鮨屋さん。
行く、行かない、行きたい、行けない、いろいろあるものの、わたしは仕事柄(?)、その数あるお鮨屋さんの名前は、人より知っていると思う。

この本は、その有名店の一つである、「すし匠」の店主が書いたもの。

15才から26才まで、いろんなお店を渡り歩いた。
修業といえば聞こえはいいけど、短期間のあいだに、“ころころ”と。

白衣に角刈りがかっこいいからと、鰻と割烹のお店に入り。
掃除ばかりさせられることに嫌気が出て、やめてしまう。

鮨屋になりたくて、繁盛店の寿司屋に(なんとなく、このすしは“寿司”を使用)、入る。
そこは給料はよいけれど、寿司屋として教育も奥義もあったものではない。
しろうとに巻物を巻かせてお客に出すようなお店。
それを見た、最初のお店で面倒みてくれていた兄貴分に叱咤され、日本橋の老舗のお鮨屋さんへ。

たくさんの経験を、のちに“学び”と言えるのは、成功者、ひとつのことを成し遂げられた人だから。
そうでなければ、中途半端な人生、になってしまうはず。

論理的なサービスではない。
自分の目線で、自分の信念で、お客様に喜んでもらおう、「おいしかった」と心から言ってもらおう、と、工夫する。
時に、それは受け入れられない時もある。
それは、お客様にはいろんなタイプがあるから、全員を全員、満足させることはできない。

でも、自分のやり方を信じる。
若い時の経験を生かして。
自分のお店を持ってからは、経験と反芻を繰り返し、より満足してもらうようなお店を作っていく。

特に…。
正直言うと、特に、めずらしいことはないのだけれど、経験した人の言葉は重みがある。
やっぱり、自分を持っている人、はステキだ。

人生90年だとして、私はようやく折り返し地点です。まだまだなんです。20年後の自分がいまの自分を見たときに、ああ、まだ小僧だったと思うように進歩しなきゃいけないな、と思ったのです。

みんな同じように思っている。
でも、それを実現できる人が少ないことも知っている。

だから、それをできる人を、そんなパワーを欲して、そのお店に人は集まるんだ。

行ってみたくなるお店、「すし匠」。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

“行ってみたい”とは言ってみたものの、わたしは身の丈、を知っている。
背伸びして、緊張して、おいしいかどうかはわからないものをおいしいふりして。
そんなん、本当は楽しくない。

だから、わたしは、すしざんまいで満足だし、たまの(? たまの? ぶるんぶるん)贅沢で波やしで大満足。
すし匠も、青木も、九兵衛も、さいとうも、水谷も、さわ田も、すきやばし次郎も、行かない、行けないお店。

…だったのに。

なぜか…。
すきやばし次郎に行くことに。
いや、なぜか、ってのはわかってる。
予約したから。
でも、なぜだ…?

本当は、「すきやばし次郎 鮨を語る」を読むつもりでした。
見つからず、Amazonもせず、鮨つながりで、こちらの本読みました。

文春新書。


鮨屋の人間力 (文春新書)
文藝春秋
中澤 圭二

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