本 「日暮らし」 上・中・下 (“勝手にキャスティング”付き)

宮部みゆき著。

ぼんくら」で主人公の平四郎の、その後の四方山話。

文庫本の3冊で、上の1冊を読んだ後、つい、中・下を読むまでに時間があいてしまった。
話は、平四郎がかかわる事件の1話完結的に終わるので、続いて読まなくてもそれほど、迷うことはない。
(けど、上の話がぼんやりで、思い出せない…)

1話完結とはいえ、平四郎たちの小さな世間で起こった事件は、いろんなところに繋がっていることを、読み進めるうちにわかる。

メインの事件は、平四郎もよく知っている佐吉がお縄にされたこと。
佐吉には自分を捨てたと知らされている母親、葵が実は生きていたと知らされ、その葵を殺した罪で番所に引っ張られる。
佐吉が犯人だと決めつけて、それをもみ消す湊屋。
真犯人を探し出すために奔走する平四郎。

合間に、おでこの子どもなりの悩み事、「ぼんくら」で主役級だった煮売屋のお徳の商売話や、いろいろ。

(その気になれば)あっという間に読める、読ませる3冊です。

宮部みゆき、ってほんとにすごいー。

弓之助 「人は欲深いものだと、叔父上はよく言います。わたくしが、生き物と別れるのは嫌だ、だから飼わないというのも欲だと。一度自分が親しく思ったものが、どんな理由であれ離れてゆく、それが我慢できないというのも、立派な欲だと」中略「そしていつか別れるのではないかと、別れる前から怖れ怯えて暮らすのも、愚かなことだと教わりました。それは別れが怖いのではなく、自分の手にしたものを手放したくないという欲に、ただただ振り回されているだけのことなのだから」


平四郎「暮らしにゆとりがあるんなら、人生にもやり直しがきくってもんだ。違うか?」


お徳の弓之助評 「大丈夫。野放しにしておいても、この子はちょっとやそっとでは道を踏み外したりしないだろう。何となれば、この子がたらすのは女ばかりではないからだ。年寄りも大人の男も、軒並みやっつけてしまう。(中略)ジジイやババアを転がす力のある者は、ただの穀潰しの女たらしにはなり下がらないものだ」


今回は、弓之助とおでこが大活躍。

ぞっとさせるほどの美しい表情を持つ弓之助、驚くほどのでこを持つおでこ(通称)。
この2人は誰にさせようなかーと、ずっと考えていた。

弓之助:Hey! Say! Jamp の山田涼介くん? ちょっと年の功が立ち過ぎだけど、13歳くらいの役できそう…。彼のことを美しい、と思ったことはないんだけど、なんでかな、山田くんしか思いつかなかった。「ぼんくら」読んだ時の、“勝手にキャスティング”ではウェンツだったんだよねー。

おでこ:濱田岳。それこそちょっと年取り過ぎてるんだけど、あのおでこが、おでこ(通称)に通じるんだよね、お徳のおでこ評「顔立ちはそれなりに可愛いのだが、呼び名の由来ともなっている大きな頭が人を驚かせ、ちょっと引かせる元となっている。それでもこの子はたいそう賢く、何でも覚えて諳んじることのできる特技をもっている(中略)。それに気質は穏やかで素直だから(中略)。」

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