本 「夢食い魚のブルー・グッバイ」

玉岡かおる著。

わたしは、強い女の話より、強い男に寄り添う女の話の方が好き。
多分、今の時代流行らないような、耐えたり、支えたり、陰日なたな感じの女の話。
芯の強い女より、男の存在に左右されてしまうような、女の方が好き。もちろん、小説の中の話として。

この小説の中の、桜子は、そんな女子ではない。
田舎から飛び出して、都会で働くことを考えている現実的な娘の話。

ヤマトのことが狂おしいほど好き!と思いながら、現実を見ずに夢ばかり語っているヤマトにうんざりしている。

別れる、別れない。
そんな桜子の心の動き。

桜子のセリフ。
「私は決してワガママ娘ではなく、女王サマでもなく、ただの小市民の娘なのだけれど、ヤマトにはなぜか、どんなワガママもきいてほしかった。」
それが十分、ワガママ娘で、女王サマだってことになぜ彼女は気付かないんだろう?

終止符を打つのはどちら?

この本の中で魅力的なのは、自然体のヤマト。
「…ちきしょ、今日はぜったい桜子とキスしよ、思って、念入りにひげそってきたのに」
今時、こんな純粋な男子いるー?

あと、桜子のおばあちゃん。
-明治生まれの祖母は、“粋”という言葉が好きで、それを最上級のほめ言葉だと思っているようだ。“粋”を知っている人間とそうでない人間は、人間のレベルが違うのだそうで、…(中略)。自分の葬式には、女学生のころの写真を飾るのが粋なんだからねと、つねづね私に遺言している。-

新潮文庫。



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作者:玉岡かおる初版発刊月:1989年06月ハードカバー小説ISBN:4103737018


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